放射線部

診療・各部門

放射線部は、320列CTをはじめ、MRI、DR(デジタルラジオグラフィ)装置など最新の医療機器を揃えています。
血管撮影装置は心臓血管用と頭腹部用の2台を備え、血管形成術や塞栓術等を行っています。
乳房撮影では全ての検査において女性技師による対応をしています(検診マンモグラフィ撮影認定技師3名在籍)。
核医学検査の設備も充実しており、健診から治療まで幅広い業務を行っています。

一般撮影

当院で撮影する画像は全てデジタル化されており、最新の一般撮影システムにより高画質、低被ばくの画像を診療の場へ提供しています。

CT

320列面検出器を搭載し、1回転0.35秒で最大16cmの範囲を撮影する ことが可能な装置です。
1回転で心臓や脳などの臓器全体が撮影可能となり、心臓のような動く臓器でもズレのない鮮明な画像が得られます。
安静状態を保てない乳幼児の検査にも大変有用です。
また、放射線被ばくや造影剤量の低減、撮影時間の短縮など患者様にとってのメ リットも大きいと思われます。

CT360R00CT(320列) Aqullion one (東芝)

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MRI

MRIは磁気と電波を使用し疾患の状態をデジタル画像で写し出します。明暗がはっきりと写りやすいので正確に解析しやすく、放射線を全く使用しないという特徴もあります。
急性期の脳梗塞の診断や、造影剤を使用せずに血管を描出するMRA等、全身の画像診断に有用です。
当院では、SIEMENS社製MRIを2020年1月にMAGNETOM Avanto fitにバージョンアップしました。これにより以前よりも高画質かつスピーディな撮像が可能になりました。
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デジタルマンモグラフィ装置

最新の技術により被ばくを低減し、ノイズを抑え、高画質な画像が得られます。小さな石灰化も見逃しません。 撮影から画像の確認まで短時間で行え、患者様をお待たせしません。 乳がんは早期発見・早期治療により、他のがんに比べて治りやすいと言われています。最新の乳房撮影装置は乳がんの早期発見に威力を発揮 します。

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血管造影

血管内にカテーテルという細い管を通して造影剤を流して連続撮影を行うことで、血管性の疾患や腫瘍などの診断を行います。
当院では心臓専用と頭・腹部用の2台の装置を備えており、心臓や頭部・胸腹部・四肢など全身の検査を行うことができます。
血管造影の手技を応用した治療(Interventional radiology)も多く、急性心筋梗塞に対する冠動脈のステント留置術や肝腫瘍の治療なども日常的に行っています。
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RI(核医学検査)

核医学検査は、アイソトープ検査またはRI(アールアイ)検査とも呼ばれ、特定の臓器や組織に集まりやすい性質を持った放射性医薬品を使って、そこから放出される放射線(ガンマ線)をガンマカメラで画像化することにより体内の様子を調べる検査です。
当院は2021年10月に、最新のSPECT-CT装置を導入いたしました
以前のSPECT装置(RI装置)にCTが融合されたハイブリッド装置が普及してきており当院も2021年10月に導入いたしました。SPECT検査で得られる機能・代謝画像とともに、CT検査による形態画像を同時に撮像して、両者の融合像(フュージョン)により、病変や臓器の形態とともに機能・代謝なども同時に診ることで、精度の高い検査が行なわれ診断能が向上しています。
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有資格者

有資格者当放射線部には以下の有資格者が在籍しています。
・健診マンモグラフィ撮影認定技師3名
・放射線管理師 1名
・第1種放射線取扱主任者 1名
・X線CT認定技師 1名