臨床検査部

診療・各部門

全般

当院の臨床検査は病気の早期発見、治療に欠かせない検査を各部門システムと電子カルテと連携し迅速かつ
正確な検査結果が提供できる体制を整え診断と治療に大いに貢献しています。
検査業務としては心機能や腹部エコーをはじめとする生理検査、生化学検査、輸血検査、血液検査、細菌検査、
尿一般検査、採血業務と多岐にわたります。緊急検査を含め、24時間体制で対応できるように臨床検査技師13名が頑張っています。
また花粉の飛散の時期にはスギ、ヒノキの花粉量を観測し地区の花粉情報として提供しています。
この他にも健診車を含む健診業務を行い、受診者の健康管理に努めています。

業務内容

*採血業務

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*検体検査・・・血液や尿・便などの検査物を検査します
・生化学検査(肝臓・腎臓の機能、糖尿病や腫瘍マーカーなどの検査)

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・血液検査(貧血など血液疾患)

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・免疫検査(肝炎ウィルスなどの感染症検査等)
・輸血検査(血液型や輸血にかかわる検査)
・一般検査(尿の性状や細胞成分、便などの検査)
・微生物検査(感染の起因となる病原菌の検査)

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・病理・細胞診検査(採取された組織、細胞の診断検査)

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*生理検査・・・検査機器を用い、患者様の身体を直接調べる検査
・心機能(心電図・心臓超音波検査等)、腹部や甲状腺、血管の超音波検査、血圧脈波、呼吸機能検査、脳波、筋電図、聴力検査等

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*花粉観測・・・スギ・ヒノキの定点観測に指定されており2月~4月まで地区の花粉情報として新聞・テレビに花粉飛散情報を提供しています
*精度管理・・・検査の質を保証すべく積極的に精度管理に参加しています。また、データ統一に向けて大分県の基幹病院としても機能しています。
・日本医師会精度管理、日本臨床衛生検査技師会精度管理、大分県臨床検査技師会精度管理、(旧)全国社会保険協会連合会精度管理

精度保証施設認定書

Scan10001-206x300臨床検査データが疾患の診断や予防に活用されるためには、その信頼性が保証されていなければなりません。一方で、多くの臨床検査精度管理調査が示すように、必ずしもすべての検査項目でその信頼性が満足な状態にあるとはいえませんでした。そこで、日臨技とJCCLSは共同で、臨床検査が、いつ、どこで実施されようとも、信頼性の高い検査結果が得られるよう、臨床検査の標準化活動を進めてまいりました。

日臨技臨床検査データ標準化事業は全国47都道府県の技師会の協力のもと、基幹施設ネットワークおよびパッチワーク方式により、3000施設を超す検査室が参加する国家的規模の活動に発展しました。平成19年度から5年間の活動の結果、着実な実績を重ね、わが国の臨床検査における技術水準の高さを検証する成績が得られました。この標準化事業と、全国規模・都道府県単位で実施している精度管理事業とは車の車輪のような関係で相互に補完しあいながら、国民の健康管理・疾病予防に有用な臨床検査の信頼性を保証しています。

今後も臨床検査データの信頼性を維持管理するために当会では「標準化され、かつ精度が十分保証されていると評価できる施設」に対し精度保証施設として認証する制度を平成22年度に発足し、これまでに471施設が認証されました。本制度は、近い将来診療報酬収載までに反映されるよう活動するものです。

有資格

学会認定の資格を取得した技師がよりよい検査結果を提供すべく日夜努めています

細胞検査士3名、認定血液検査技師1名、日本糖尿病療養指導士1名
超音波検査士(消化器3名、循環器1名、体表1名)
認定一般検査技師1名
緊急臨床検査技師1名
乳房超音波講習会A判定1名、マンモグラフィ読影講習会B-1判定1名